JFAこころのプロジェクト「夢の教室」がありました。夢先生として、元バレーボール アテネ・北京オリンピック代表の杉山祥子先生が来られました。
はじめはゲームの時間です。6ケ所でじゃんけんをして、勝ったら1歩進み、負けたら1歩戻るゲームをしました。あっという間に1分たちました。なかなかゴールにたどりつけません。杉山先生が「どうやったらたくさんの人がゴールにいけるかな?」の問いかけに、子どもたちは「『最初はグー!』を言うのをやめよう」「じゃんけんが終わったらすぐに走ろう」等の考えを出し合いました。
次におにごっこをしました。鬼は元Jリーガーの安永聡太郞先生です。フラフープの中にいるとき以外、子どもたちは逃げ続けるというルールです。フラフープがたくさんあるので、最初は大丈夫と思っていた子どもたちでしたが、さすがは元Jリーガー。数秒でつかまります。杉山先生が「鬼につかまらずに逃げるにはどうしたらいいかな?」の問いかけに、子どもたちは「フラフープを近づけよう」「逃げる人を次々とかえよう」等の考えを出し合いました。何回も繰り返すことで、仲間と協力すること、信じ合うことの大切さを実感することができました。
次はトークの時間です。杉山先生がバレーを始めたきっかけから、シドニーオリンピックにいけなかったために世間からバッシングを受けたこと、メンバーから外れたときにバレーをやめようと思ったけれど、仲間からの励ましにまた頑張る気持ちになれたことを話されました。杉山先生から教えてもらった「No.1を一つ作る」「ライバルは昨日までの自分」が、どんなに苦しくても前向きに頑張る力になることを、これからの人生で忘れないでほしいと思います。